世界遺産である日光東照宮には、火災から文化財を守ろうと神職や警備職員で組織する自衛消防隊があります。この自衛消防隊の出初式と初期消火訓練が毎年、文化財防火デーのある1月に行われています。

五重塔から出火したとの想定で訓練が始まると、隊員たちはきびきびと動き回り、大声で火災の発生を告げたり、ホースを消火器につないで放水するなどの訓練を行います。境内にはこの訓練を見学しようと、大勢の人が集まり、消火訓練を見守ります。