紫波町平沢鹿踊は、紫波町の無形民俗文化財に指定されている郷土芸能で、毎年9月の平沢八幡神社の例祭で奉納されるほか、紫波町郷土芸能祭などでも披露されています。

その歴史は古く、宝暦4年(1754)に町内耳取家稲垣氏の先代から分家する折、稲垣氏から、煙山の開拓に精進するようにと鹿踊に関する巻物一巻を授けられたことが起源と言われています。

その後安永年間の初期からは盆踊りとして祖先の霊を弔い、明治8年に平沢に伝承されたという記録が残っている鹿踊です。