田辺市指定無形民俗文化財に指定されている万呂の獅子舞が万呂須佐神社の例祭に奉納されます。この獅子舞は寝獅子や花の舞に登場する天狗のはなという竹の幣、お多福が陽物型の棒を持つのが特色で、両者が獅子の周囲で踊ったりとびはねたり、あるいは思わし気な所作をしたりします。

本殿前の獅子神楽奉納が終わると、境内では餅投げが行われ、祭典行事につとめた獅子は、暮れ早い初冬の夕陽を背景に、道中神楽を奏しながら頭屋へ帰っていきます。

毎年11月23日に行われています。