丸森町にある愛敬院の境内には、ヒメシャガ(姫射干)が植わっていて、時季になると花が咲きます。ヒメシャガは日本の固有種でアヤメ科の多年草です。葉の形が剣型で5月から6月頃に、淡い紫色の花が見ごろになります。

「ヒメシャガまつり」は、花が咲き始める頃から始まります。満開の頃には、愛敬院の境内一面がこのヒメシャガで埋め尽くされます。この頃には大勢の人が訪れて、歴史ある仁王門とともに、小さくて可憐な花を見て楽しみます。