松枝神社は、江戸時代初期に創設された神社で、農産物と海苔の豊作を祈願する秋季大祭もおよそ340年の伝統を持ちます。このお祭りでは、境内で奉納される天極舞浮立が一番の見どころとなっています。

集落内では、当日の早朝から御神輿の行列が歩いています。御神輿は浮立のウチコ(装束をまとった者)を従え、笛を吹き、太鼓と鉦を鳴らしながら町内を巡行します。

神社参道にはたくさんの露店が並び、稲穂が実るのどかな田んぼ道を御神輿が進む姿は、日本の秋祭りの原風景を見るようです。