「戸畑祇園大山笠」は1803年より続く北九州市の伝統行事で、地元では「提灯山」と呼ばれ親しまれています。
国の重要無形文化財に指定され、更に2016年には世界ユネスコ無形文化遺産にも選ばれているこの祭りには、毎年十数万人もの観衆が訪れます。

3日間開催される祭りのうち、中日夕刻から行われる「競演会」がこの祭り最大の見所です。(7月第4土曜)
昼間の幟大山笠が観衆の目の前で装飾を入れ替えられ、高さ8・5mの提灯大山笠へと変わります。
重さ2トンを超える大山笠は約80名で担がれ、中学生の担ぐ小若山笠と共に練り歩いたあとは、大山笠4基のレースが繰り広げられて会場の熱気も最高潮に達します。