「中原風流」は、建立400年とも言われる白山神社に奉納される伝統的な民俗芸能で、例年10月の第一日曜日に開催されます。昔からの風流の所作を継承、今も守り続けていて、素朴な動きが特徴です。

風流とは、佐賀県、長崎県、筑後の一部に伝わる伝統的な踊りと音楽で、中世の頃からは、田祈祷、雨乞い、収穫祭などで踊られて今に伝わるものです。

白山神社に奉納される中原風流は、「あとずさり」という特徴的な所作があり、神社の神様にお尻を向けないよう、後ろ向きで天満宮まで行くことが転じて踊りとなったものです。

笛や太鼓、鐘などの音色が長閑な風景の中に響き、踊り手たちが家々を回るこのお祭りは、古くから伝わる伝統芸能を感じることができます。