広島県廿日市市宮島町の大聖院で、11月上旬に、「裏千家 献茶会」を開催します。

宮島にある寺院で最も歴史が深いのが、真言宗御室派(総本山仁和寺)の大本山大聖院です。

豊臣秀吉が厳島参詣の折、和歌の会を催した所として、また十一面観世音菩薩をはじめとする数々の観音菩薩、不動明王、三鬼大権現、七福神、一願大師など多数の仏像が祀られていることで知られています。

献茶会では、諸儀に続き観音堂の点前座に進まれた家元は、多くの参列者が見守る中、濃茶と薄茶二碗を献点、十一面観世音菩薩へ捧げられます。

献茶会に際して、濃茶席と薄茶席が設けられ、参列者は心ゆっくりと一碗の茶を楽しみます。