広島県廿日市市に浮かぶ島「厳島(宮島)」は、世界遺産である「厳島神社」があることで有名な島で、毎年多くの観光客が国内外問わず訪れています。そんな厳島に立つ寺、徳寿寺の「金石地蔵尊」では、毎年8月下旬、年に一度の御開扉が行われる「金石地蔵尊祭」が開催されます。

この徳寿寺は、正徳5年(1715年)に建立された洞雲寺の末寺で、境内の金石地蔵菩薩は、その昔島に住む老夫婦が竹林で輝いていたこの石の地蔵尊を手厚く供養したところ、念願だった子供を授かったことから、「子授け地蔵」として現在も崇敬されています。