毎年9月1日に、愛媛県宇和島市の三間町曽根に鎮座している天満神社で奉納されている伝統芸能です。

境内では、扇を手に持った小さな巫女達による舞が行われた後、田歌や太鼓のリズムに合わせ、地元の小中高生約20人が真剣の太刀や鎌を手に勇壮な踊りを披露します。

天神花踊りは、高知県西部から南予地方に伝承されている「太刀踊り」の系統で、愛媛県と宇和島市の無形民俗文化財に指定されています。

土佐の長曽我部元親に亡ぼされた歯長城主の霊を慰めるために始められたといわれており、県内では同神社でのみ本物の太刀を使った花踊りが行われています。