広島県安芸太田町の堀八幡神社で、10月第1日曜日に、「堀八幡神社の流鏑馬」を開催します。

流鏑馬(やぶさめ)は、射手が馬に乗り、走りながら鏑矢(かぶらや)を檜板の的に射当てる人馬一体の勇壮な行事です。

馬場140mを疾走する馬から3ヵ所の的をめがけて矢を射当て、室町時代の古式ゆかしい時をしのばせます。

約六百年の歴史伝統があり、現在広島県内で、本格的な流鏑馬神事は、この地方でしか見られなくなっています。

この神事は、広島県の無形民俗文化財に指定されています。

もともと流鏑馬は、武家の武術稽古のひとつとして起こりましたが、その後神社に奉納されるようになり、武運長久と同時に、豊穣感謝の神事となりました。