広島県の北西部、安芸太田町に位置している「温井ダム」は、高さ156メートルと黒部ダム(186メートル)についで国内第二位の堤高のダムです。主に、洪水調節・水道用水の確保・発電・正常な川の流れの確保といったものを目的とした太田川水系初の多目的ダムとして活躍しています。

この温井ダムでは、毎年6月11日から10月25日までの期間を「洪水期」として定めており、期間中、洪水から流域の住民の暮らしを守るためダムの水位を下げ、その空き容量を利用して洪水調節を行います。そのために行われるダムの放流を行い、期間中一般公開されます。