八幡浜市の川名津地区の柱松神事は、寛政6年(1794年)に川名津で大火がおこり、その厄火祓いのために始められたとされます。

毎年4月の第3土曜・日曜に行われる、川名津天満神社の春季例祭にあたり、四国地方では例を見ない特異な鎮火の祭りで、県の無形民俗文化財に指定されています。

初日の土曜日に天満神社前に約20mの松(現在は杉を代用)を住民総出で立てます。深夜まで川名津神楽が奉納され、翌日曜日未明にその柱に地域の厄を祓うため松明を背負った大魔(ダイバン・鬼役)が登ります。