納地春祭りは、別名「ふとんだんじり」や「浜の祭り」と呼ばれる勇壮なお祭りです。お祭りが開かれる幸崎納地は古くから漁業で栄えた町で、このお祭りも豊漁を願って行われてきました。

このお祭りの見どころは、神事が執り行われている常磐神社へ渡御する神輿を挟む四つのだんじりの激しい練り合いと、要所要所で奉納される獅子太鼓です。特にクライマックスの、2つのだんじりの担ぎ棒を組んで上に突き上げるところは必見です。

このお祭りは、平成7年には広島県の無形民俗文化財に指定されました。