辻八幡神社の神殿入(こうぞのり)は、広島県の無形民俗文化財に指定されている伝統あるお祭りで、もともとは大飢饉の際に豊作を祈願したものと言われています。

各氏子が灯籠を吊るした笹竹を手に、太鼓や鉦を鳴らしながら参道入口に集まります。その後、神主を先頭に神社へ参拝、収穫を終えたばかりの稲田の中の参道を神社へと行列を作ります。

闇夜に荘厳な光の芸術が描き出されるさまは、光の祭典と呼ぶにふさわしいお祭りといえるでしょう。