下郷町の大内宿にある高倉神社は、後白河天皇の第2皇子・高倉以仁王の霊を祀っている神社です。この神社の例祭が「大内宿半夏祭り」です。祭りでは白装束に烏帽子を被った担ぎ手が神輿を担ぎ、五穀豊穣・家内安全を祈願しながら、大内宿を行列します。

前日には「宵宮祭」が高倉神社で行われます。祭りの責任者たちが集まり、翌日の行列のための準備を整えたあと、お神酒で乾杯し神社に籠ります。これを「おこもり」と呼び、夜中まで囃子や太鼓の音が聞こえます。