穂高神社で開催される、安曇野に春の訪れを告げる神事です。
奉射祭(おびしゃ)は、平安時代から朝廷や各地の大きな神社で行われてきた行事。「歩射」と呼ばれることも。

悪霊退散祈願やその一年を占います。
神職はまず、東北(丑寅)と東南(辰巳)に「神の矢」を射て四方を清めます。次に、神楽殿前に吊るされた大的に向け12本の鏑矢を次々に射ます。その的中により、一年の天候や作物の出来を占います。
的の破片や弓は魔除けや豊作のお守りとして、参拝者が次々に持ち帰ります。