お火たき大祭は、かつて報恩大師が孝謙天皇、桓武天皇の病気平癒を祈願したところ、お札が香の煙と共に消えたという故事に基づき開かれている行事です。最上稲荷特有の伝承行事で、同寺三大祭典のひとつとなっています。

境内に特設された護摩壇には、前年に授与されたお札が山と積まれており、一年間家内安全など家族を守り所願を叶えたお札のたきあげが行われます。

このたきあげの炎に当たると一年間無病息災で過ごせると言われており、多くの参拝者で賑わいます。