「那智美瑛大祭」は昭和63年の十勝岳噴火をきっかけに、火山活動の鎮静、美瑛町の安全・発展を願い翌年の平成元年から始まりました。
美瑛を開拓した先祖の故郷である、和歌山県の熊野那智大社で行われている「那智の火祭」に習って住民の手で作られたものですが、初めは小規模だったお祭りも今では観光客が訪れるほどに。

点火式は丸山公園で行われ、重さ約40kgもある大松明12本を美瑛の男性40名が交代で担ぎながら、公園から神社までの道を練り歩きます。
神社に着くと更に新たな12本の大松明に点火し、境内を松明が短くなるまで30分ほど周回して最後に火を奉納します。
太鼓の音に掛け声、飛び散る火花が非常に熱いお祭りです。

また、神社では18時から宵宮祭があり、神楽奉納などの儀式が行われます。