木津地区にある光明院薬師堂は、行基の作として伝えられる如来像が安置されており、眼の病を治すということで知られています。この祭りは、修行僧が柴灯大護摩の火渡り修行として伝統ある祭りです。

毎年、19時過ぎに山伏姿の修行僧たちが山伏問答を唱え入場し、柴灯の大護摩が焚かれ、境内には無病息災を祈る読経が響き渡り、山積みされた薪に火が入ると、各所から集まった人たちは、燃え上がる炎と読経の声に誘われ、無病息災、家内安全を祈願しています。下火になった薪を敷き広げ、素足になった修行僧による火渡りが始まり、修行僧が渡り終わると、一般の人たちが続いて、無病息災、家内安全を祈願しながら渡ります。子どもたちも手助けをしてもらいながら渡っています。