放生会(ほうじょうえ)は宇佐神宮における最古の祭祀儀礼で、毎年10月第2土曜日から月曜日までの3日間執り行われます。

初日には八幡大神が神輿に乗って、宇佐神宮から和間の浜に建てられた浮殿に神幸し、最終日に宇佐神宮に戻ります。

この行事の由来は720年に起きた「隼人の反乱」にさかのぼり、朝廷軍に鎮圧された隼人の霊を慰めるために仏教の殺生戒に基づいて生き物(蜷貝)を放って供養する放生会がはじまり、全国各地に広まったと言われています。