見島では長男が生まれた際に健やかな成長を願い、畳6畳から8畳ほどもある大凧「鬼ようず」を親族などで作り、正月に挙げる風習があります。
しかし、年々過疎化が進み若者も少なく、島で生まれる子供はほとんどいなくなりました。
現在では島を離れた若夫婦に長男が生まれ、実家に戻った際に行われる程度で、年に1軒あるかないかの状況です。
そのため「鬼ようず」という島の伝統文化を継承していく事が困難な状況になりつつあります。
上記のことから、前年8月~本年8月までの1年間の間に長男が生まれた家族5組を祈念しています。
あわせて、凧・好きな方々を全国から呼び寄せ「鬼ようず」を広く伝えるとともに、見島の歴史と自然を観光していただきます。