山口県下関市の壇ノ浦海岸の目の前に位置する赤間神宮には、冬の風物詩として「しめなわ祭」という行事があります。

壇ノ浦海岸には烏帽子岩と呼ばれる高さ約3mの大きな岩があり、その大岩にしめなわを張り、航海の安全と豊漁を願う神事です。

その昔、大雨、台風、火災、疫病など悪いことが続いたとき、「倒れている大岩を起こせば災害がなくなる」と告げられ、この大岩を起こしたところ、災害がなくなったとされる故事に由来しています。