笠間稲荷神社の神事流鏑馬は、稲荷の大神様に縁の深い農作物の豊凶を占うとともに、日本の伝統文化で現存する二大流派の一つである弓馬術礼法宗家、小笠原流の古義古術を保存するために、毎年11月3日に行われています。

鶴岡八幡宮・日光東照宮と並ぶ、三大流鏑馬の一つに数えられ、毎年約2万人の観客で賑わっています。

当日は、鎌倉時代の流鏑馬装束に威儀を正した射手などが、拝殿前で祈願した後、特設馬場までの約700mを列を組んで進みます。
馬場では、射手が馬を走らせながら約20秒に3本の鏑矢を射て、その的の割れ方によって来年の豊凶を占います。