毎年9月1日に、山口県下関市にある川北神社で風鎮祭(ふうちんさい)が行われます。この祭りは俗に「風よけ祭り」とも言われており、風によって稲や他の作物が被害をこうむらないように神に祈願する伝統的な祭りです。
台風の多い日とされる二百十日(にひょくとおか)は新暦の9月1日にあたり、雑節の一つで立春から数えて210日目のことを指しています。
二百十日は八朔(旧暦8月1日になり、早稲の穂が実る頃)や二百二十日(西暦の9月10日~11日頃)とともに、農家の三大厄日とされているため、この風鎮祭を通して神に祈りを捧げる儀式となっています。