山口県防府市西浦にある国指定天然記念物「エヒメアヤメ自生南限地帯」では、4月上旬の開花時期に合わせて一般公開されます。

斜面に咲くエヒメアヤメは、茎の長さが10㎝前後、花の大きさが5㎝程度の小さなアヤメであり、青紫色の可憐な花を楽しめます。

約5620平方メートルに約1700株が自生しており、西日本に6カ所ある自生南限地帯のひとつで、地元保存会が草刈りなどの環境整備を行っています。

自生地のひとつである、愛媛県で早くから知られていたことからエヒメアヤメと命名され、別名タレユエソウとも呼ばれています。