静岡県の沼津地方に伝わる芸能の祖であり神としてあがめられている女性、「ごぜ」。
盲目であったとされる彼女は、東北地方から全国へと三味線を弾きながら旅をしたとされています。
その音色は人々を魅了する素晴らしいものだったとか。

そんな彼女が旅の中で、この戸田で行き倒れとなってしまいます。
住民は彼女を大切に弔い、地蔵や墓をたてて供養しました。

日本ならではの芸能を全国に広めた彼女のことを敬い、毎年更なる日本の芸能を発展させるべく行われる「ごぜ祭り」。
当日も様々な芸能が披露されます。