江浦の水祝儀は江戸時代から続いている伝統行事で、県の無形文化財に指定されています。前年結婚した二人がお神酒を交わした後、男性が仲間から水を浴びせられるという奇祭です。

花婿は、4つの樽に入った大量の冷水を掛けられてびしょ濡れになります。これは、所帯を持ったことで大人の一員として仲間から祝ってもらう行事です。

水祝儀に続いて裸まいりが行われます。これは地域の若者が海でみそぎをして六根清浄を唱えながら初参りをするお祭りで、両行事ともに地域の繁栄・安全の願う大切なものとなっています。