大般若経を僧侶が転読し、無病息災や家内安全を祈願する、年に2回行われる「大般若会(え)」です。

大般若経は災いを除き、天下泰平に効力があると信じられ、中世では転読が社寺の年中行事に組み込まれていました。

蔵泉寺には南北朝時代に書写された、大般若経600巻が現存します。これは森町に残る最古の資料であり、静岡県の指定文化財になっています。

転読中にほどかれ読まれた巻物を運ぶのは、昔から子供達の役割です。
文化財に指定されようとも、昔からの慣習を大切にするために現在でも行なっています。

参加者は、子供たちから巻物を受け取り、丁寧に巻き戻します。巻き終わると、身体の悪いところに巻物をあてがい、無病息災を願います。

600年前の文化財に実際に触れることができる貴重なイベントです。