矢を放って、世の中の邪悪を払うとともに、人々の悪疫退散を祈る新年の神事です。祭儀は本殿で執り行われ、その後、流鏑馬馬場に設けられた射場で奉射が行われます。射手は弓太郎以下6人で、33間先の大的に向けて、2射ずつ3回矢を放ちます。

大的は5尺8寸の大きさで、この的を射ることで天下泰平・国家安穏などを祈願します。古式によって、射場は終始無言とされ、粛然とした中で行われる神事です。神事終了後の大的を破り取ったその一片は災難除けのお守りとなります。