厄を払い、開運を祈るのが節分祭。節分の当日は、神事に引き続いて年男による豆まきが行われます。まく豆は「福豆」と呼ばれ、境内には福を授かろうと大勢の参拝者が集まり、豆がまかれるたびに人波が揺れます。

夕方4時からは、本殿で疫病・災難のもとである悪鬼を追い払う追儺祭があります。その後、場所を舞殿に移して、弓の弦を手で弾き鳴らして、邪気を払う鳴弦式が行われます。2月の厳寒の中、厳粛な雰囲気で行われる神事は見守るひとたちも身が引き締まる思いになります。