毎年2月上旬に牧之原市「一幡神社」で五穀豊穣を願って行われる珍しい神事で、静岡県の無形民族文化財にも指定されています。

地区の28戸が主催となり、28年に1度「本名」という主役がまわってきます。本名は他の家と協力して3日間の神事を執り行います。

本名は前年の本名から受け継いだ魔除けの榊の葉に包んだ御神体の餅を運びながら、神社を目指して歩きます。
神社に着くと小学生らによる「お榊の舞」が披露されたあと、式典が執り行われ、次の本名へと御神体が引き継がれます。

氏子らが持ちまわりで神事を主催し、翌1年の豊作を地域で願う儀式は一見の価値があるでしょう。