仙北市の旧西木村では、毎年2月の第2日曜日に「松葉・相内の裸参り」が行われます。

桧木内川の清流で身を清めた若者たちが、藁で編んだ「けんだい(腰みの)」を腰に付け、白足袋にわらじ履きでかけ声勇ましく集落内を走ります。途中の四つ角にいる役方から「ねじり初穂」と「ロウソク」を受け取ると一気に旭山を駆け登り、金比羅宮に無火災を祈願します。

祈願を済むと、お神酒をいただき、腰の「けんだい」と結びひもを切ったわらじを神木に結わえ付け、下山します。若者たちが帰った当番宿では、内神様にお灯明をあげ無事祈願を終えた旨を報告します。