藤巻の厄神立ては、田植えが一段落した日曜日に八意思兼神社へ全戸からわらが持ち寄られ、そのわらで厄神様を製作することから始まり、その後完成した厄神様を交代で背負って町内を巡るお祭りです。

集落内では厄神様の腰に据えられたろうそくに火を灯して祈りを捧げ、立て場に到着した厄神様は、背負ってきた若者たちによって安寧の願いが込められます。

小規模でユーモラスなお祭りですが、住民の深くて熱い思いがぎっしり詰まっています。