にかほ市の高昌寺では毎年7月の第1土曜日、「三森弁天祭り」が開催されます。
この祭りは、弁財天が鎮座している北前船に佐竹家の家紋入りの帆を上げ、ご神体を乗せて曳きあう祭りです。

幕末の文政年間、三森集落沖で遭難しかかっていた佐竹藩の御用船を地元の人たちが助けたお礼として同船の模型が三森の高昌寺に奉納されました。高昌寺はもともと高寺の弁天沼のほとりに立っていたため、この模型に弁天丸と名付け、海上安全を祈願する弁天祭を年中行事としました。