法隆寺、四天王寺などと並び聖徳太子建立七大寺院の一つである広隆寺では、聖徳太子の月命日に当たる11月22日に聖徳太子御火焚祭が開催されます。ちょうどこの時期には京都市内が紅葉で色づいていることもあり大勢の観光客が訪れます。

法隆寺の夢殿を模して造られた太子殿では読経が響き、厳かに法要が執り行われます。法要の後、僧侶の列が山伏の先導で薬師堂前に設けられた護摩壇へ向かいます。

やがて護摩壇に火が入り、身に降りかかる災厄を祓い清めます。終始荘厳な雰囲気のお祭です。