華やかな祭儀が多い大阪天満宮ですが、毎年中秋の明月に行われる「秋思祭」は鈴虫の鳴き声や秋の七草、お香、お茶などがお供えされ、篝火のパチパチという音とともに静かに行われます。

901年に大宰府左遷の命を受け、はるか都の空に想いを馳せかの9月10日の詩編をおつくりになり、この詩にあらわれた菅原道真公の気持ちを偲んで執り行われる神事であり、中秋の明月に照らされたお神楽、人長舞が闇夜に幻想的に浮かび上がります。
平安の昔さながらの情景の中、菅原道真公のお気持ちを偲ぶ静かな夜を過ごしてみてはいかがでしょうか