広隆寺は聖徳太子の創建と伝わり、京都で一番長い歴史を持つ寺院で、国宝第1号の弥勒菩薩でも広く知られています。

その広隆寺で毎年1月2日に釿始め(ちょうなはじめ)が厳かに開催されます。中世から番匠と呼ばれた宮大工や宮きやりがゆりもち音頭を歌いながら儀式に使う木を本堂へと運びます。その後番匠保存会がきやり音頭を奉納して一年の工事の安全を祈願します。

儀式の後にはお神酒やお餅の振る舞いも行われます。