古代より死者を送る地であったあだしのエリア。あだしの念仏寺に並ぶおびただしい数の石仏は、かつてこの一帯に葬られた人々のお墓であり、明治時代に始まったと言われる千灯供養はその無縁仏にろうそくを供える厳かな行事です。

今では晩夏の嵐山・嵯峨野を代表する光景となって大勢の人が訪れるお祭になっています。儚げで幻想的なろうそくの光が静かな境内を温かく照らします。

同日、付近の愛宕古道では盆踊りも開かれて人々は去りゆく夏を惜しみます。