毎年5月13日に開催される市比賣神社の春季例祭では、かつて藤原経清と源為家が神社の境内で行った競弓(ゆみくらべ)の故事にちなんで斎矢・試弓神事が奉納されます。

午後からは商売繁盛や招福を願う人々の名を裏面に記した的に矢が射られます。矢が当たった人はその矢を1年間預けられて、願いが叶うという斎矢神事が行われます。

日本全土の安泰と五穀豊穣を願うお祭で、この日は市比賣神社の三種の御神物の一つである霊爾の幸の御札が授与されます。