上十川獅子踊は長谷沢(なかいさわ)神社で旧暦の4月8日行われる獅子起こしから旧暦8月15日に上十川八幡宮で行われる獅子納めの期間中、上十川地区において踊られている民俗芸能で400年も継承・保存されているといわれる県無形民俗文化財です。

囃子に笛奏者・太鼓奏者・手平鉦奏者(歌も兼ねているようです)、踊り手にオガ獅子・牡獅子(小)・牡獅子(大)・牝獅子・山持ちからなる構成で行われます。

凶事退散の舞として黒石市内のイベントや祝い事などで獅子踊が踊り継がれているのですが、その昔コレラや悪疫が村一帯に広まった時に獅子舞を踊ったところ、猛烈な悪疫を払い除く事が出来たという事から今なお定着している文化となったようです。