毎年8月27日に行われる「能登の諏訪祭りの鎌打ち神事」。
台風や雷、竜巻などの天災から地域を守れるよう祈願され、県指定無形民俗文化財にも指定されています。

「鎌打ち神事」の歴史は古く、諸説あるが、まだ神々が地上を支配していたころ、諏訪神社の建御名方名(たけみなかのみこと)が鎌で草木を払い、大名持命(おおなもちのみこと)と少名彦命(すくなひこのみこと)を導き、人々を苦しめていた害虫や害鳥を退治した故事に因んで行われています。

「鎌打ち神事」は住吉神社(石川県中能登町藤井)と宿那彦神像石神社(石川県中能登町金丸)それぞれで行われ、両境内の神木タブの木に五穀豊穣、無病息災なども願い金づちで幹に鎌の刃を打ち込まれます。