愛知県にある万燈山。
町を見下ろす小高い山は、なんと900年前から続く伝統的な祭りがあります。
それが「鍵万灯」。
松明の数なんと108個が、一斉に並びます。

遠くから山を見上げると、それが「かぎ型」に並べられているのがわかります。
1つ1つの火が作り出す模様は、かつてこの地で起こった戦いの犠牲者への弔いの意を込めて行われるものです。

毎年この時期になると、地元の人々は山を見つめ、かつての地に思いを馳せます。
その幻想的な風景は、この地の夏の風物詩となっているのです。