山形県の中山町、岩谷地区にある岩谷十八夜観音は、敏達天皇の代曽我馬子の商臣右近衛秀豊の開基で、その後承和7年(840年)慈覚大師が再興したと伝えられています。
また、国指定重要民俗文化財である日月寺の観音堂は、「オナカマ(口寄せ巫女)」の本山、眼病の神として信仰をあつめました。

この岩谷十八夜観音では、毎年8月18日に例大祭が行われ、多くの地元住民が訪れています。
例大祭で祈祷の後に行われる「火渡りの儀」では、燃えた木の上を裸足で渡る儀式で、一般参加が可能なため、毎年多くの方が挑んでいます。