毎年11月10日前後の日曜日に、村山市の楯岡馬場地区にて「むじなのむかさり」が行われます。
地区によってはキツネの嫁入りと呼ばれており、ムジナもキツネも田の神をつかさどる農神の使いとして、昔から地元の人々にあがめられています。

そのムジナやキツネが人間と同じように嫁入りをすることは、子孫が増えること。つまり、豊作を意味しており、結婚式(むかさり)を挙げたムジナ(キツネ)の夫婦が、松明を揚げた子供たちと行列をつくり街を歩きます。
演じるのは、地元の未婚の男女が夫婦役を演じますが、ここでは男性が新婦役、女性が新郎役と男女がそれぞれ入れ替わって演じるところが見どころです。