出羽三山神社八朔祭(蜂子神社祭)は、豊作と家内安全を祈願して行われる出羽三山神社の修験神事の一つです。

実った実が潰されないようにと、風を鎮めるためのお祭りでもあり、陰暦の8月1日からその前夜を祭日としたため八朔祭と呼ばれ、毎年8月31日の夜から翌9月1日の朝にかけて行われます。

開祖蜂子皇子の修行を辿る秋峰の行を行っている山伏によって、羽黒山頂にある蜂子神社の前庭で大柴燈護摩が盛大に焚かれ、夜の羽黒山頂を照らし、燃え盛る様子は荘厳であり、その光景は400年の伝統をしのばせます。

長さが4メートルもの火箸を用いて体を回転させながら勢いよく火柱をついて火の粉をわざと舞い上がらせる、火箸行事、は見ごたえがあります。