千葉県山武市蓮沼ニに鎮座する五所神社の祈年祭・十二面神楽奉納は毎年二月に行われます。

五所神社祈年祭は、出羽山形藩主だった堀田正亮が延享3年に、曽祖父の旧領佐倉に戻れた喜びとして五所神社へご供米40俵を奉納し、その返礼として近隣の神官が堀田氏の武運長久と氏子の安全を祈願して五所神社神前で神楽を奉納したのが始まりとされています。

十二面神楽は山武市指定無形民俗文化財に指定されており、川面集落の氏子によって奉納され、今日に至ったのは、大正時代の初め頃といわれています。

猿田彦の露払いから始まり、神楽の舞と湯立ちの神事からなり伝統ある行事の一つです。

現在、神社に保管されている神楽面は猿田彦・うづめの命・八幡・恵比寿・大黒・荒神など十四面あります。