松影流東半月踊は、身体を覆う幕を垂れ手でゆっくりと動かして踊る幕踊り系に属する郷土芸能で、東和町の無形民俗文化財に指定されています。

この踊りの起源は、明治のはじめごろに野金山部落を中心に賭博が流行して経済や風紀が乱れたことをきっかけに、隣の宮守(遠野市)から「かながら獅子踊り」の伝授を受け、明治23年に「東半月流かながら獅子踊り」を組織して踊られるようになったとのことです。

この踊りを鑑賞できる有名なものとしては、毎年9月の熊野山神社への奉納があります。