旧暦4月1日、10月1日の年に二回行われる衣替えの神事です。十山御嶽で祈願しその後、我那覇家と東久部良家に行き、両家に伝来の船香炉に祈願します。

この行事の終了によって季節が改まり、この行事の後でなければマチリは行いません。マチリとは与那国島の存続と繁栄を祈願する大切な祭祀の事です。春の衣替え、秋の衣替えはその日から始まります。

与那国島は日本の最南端に位置し、隔絶された島独特の特色もある行事・言語があり、琉球王朝と南方文化の影響を受けた芸能など、祭りなどにも独特の風習が残っています。