西海国立公園有数の草原地域である川内峠で行われる春の訪れを告げる風物詩で防火と若草の育成を目的とした野焼きが、毎年2月の第一日曜日川内峠で行われます。

川内峠の約30haの草原が燃えるさまは圧巻で、火を放たれた草原は炎と白煙に包まれます。野焼きは、広大な草原を維持するための先人の知恵を受け継いだ貴重な風習です。

川内峠の広さは東京ドーム6.4個分の広さになり、迫力の炎は毎年多くの観光客が見物にやってきます。この野焼きが終わると新芽が吹き出し、春にはワラビ取りなどが行われます。